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第二回 糖尿病の予防とウェイトトレーニング

私たちの生きるこの現代社会は「飽食の時代」と呼ばれ、気が済むまで好きなものを食べることができる豊かな時代です。私たちは特に甘いもの・炭水化物が大好きです。(そうでない方もいらっしゃるかもしれませんが)

 

人間の身体は「糖」と「脂肪」をエネルギーにして心臓を動かし、脳を機能させ、筋肉を操り様々な動作をすることができます。ですので車にとってのガソリンにあたる、人間にとってのエネルギーである「糖」と「脂肪」を食べることは本質的には正しいのです。

 

・・・しかし人間の欲は果てしなく、どうも食べ過ぎてしまうようです・・・

 

必要量以上摂った糖(炭水化物)は体脂肪として蓄積されていきます。また「糖余り」の状態がずっと続いていきますと、肥満・高血糖そしてⅡ型糖尿病へと進行していく可能性が出てきます。Ⅱ型糖尿病になってしまいますと、高脂血症、高血圧、そして冠動脈硬化症・・・これは大変なことになってしまいます。
ここで必要かつ大切なのは、①「適切な摂取量」(proper)という概念です。その人が生活でどのぐらいの消費量があり、それに見合う食べるべき量がどのくらいなのか、を知ることです。

 

もう一つは②運動(トレーニング)による「糖の代謝」です。筋肉こそ糖の代謝を行うメインエンジンです。そしてウェイトトレーニングでは、重量、回数、セット数、インターバルの長さを調節・設定することにより「糖の代謝」(生理学では解糖系と言います)に焦点を合わせたプログラムを組むこともできます。
もっとも人間の身体のエネルギー代謝は糖・脂肪の混合エネルギーですので、20分歩くだけでも糖の代謝は起きますが、その代謝量は比べるまでもありません。

 

もうひとつ筋肉に大きな期待を寄せることができます。それは筋量の増加により「インスリン感受性」を増大させうるという点です。
※「インスリン感受性」・・・膵臓から出るホルモン、インスリン。このインスリンの機能により筋肉と肝臓に糖が上手く取り込まれます。このインスリンの機能低下がⅡ型糖尿病の問題となるのです。

 

①「適切な摂取量」とは節制であり、セルフコントロールです。人間の数ある「欲」の中で食のコントロールは大変なことですね。しかし取り組めば得られるものとして、健康、容姿の改善、自分が病気になり愛する家族に負担や迷惑をかけないこと、等があげられます。
②「運動(トレーニング)による糖の代謝」
ウェイトトレーニングでの取り組み方は、胸、背中、大腿部といった大筋群を主な対象に、15回~20回を3~4セット、インターバルを1~2分として行います。

 

※ゴールドジム横浜馬車道の入会サポートシステムでは3回目のご来館時「栄養カウンセリング」を行い、5回目来館時に個別トレーニングプログラムを作成させていただいております。

 

ゴールドジム横浜馬車道 トレーナー 川本哲也
整体師
健康運動指導士
NSCA パーソナルトレーナ

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