第十回 ~四十肩とストレッチング そのニ 肩甲骨~
2025年11月12日四十肩・五十肩と呼ばれる腕が上がらなくなったり、シャツの袖が通しずらくなったりする症状は適切なストレッチングでかなり予防・改善することができます。
今回は肩甲骨(の周囲の筋肉)に焦点を当て、肩の症状改善、コンディションアップにつなげていきたいと思います。
右側の三角形の平べったい骨が肩甲骨で肋骨の面上をかなり自由に可動できます。ところが・・・
周囲の筋肉が固いとこの可動性が低下し、腕を動かすときに肩関節のみに負担がかかり肩を痛めるのです。本来はこの肩甲骨が肩関節の可動についてくるように連動することで負担の一か所集中を緩和できるのです。スポーツの場面では肩甲骨が大きく動けることによって肩を痛めにくく、また腕が長く使えるようになるためパフォーマンス上、とても有利となります。
それでは肩甲骨(の周囲の筋肉)の柔軟性・可動性を習得するためのストレッチングを紹介いたします。
四つん這いで肘を伸ばし切った状態から床を手でどんどん押していき、胴体を天井の方へ持ち上げていきます。固い方は動けずに肘の曲げ伸ばしで代償してしまいますが、肘を止めてトライしてみてください。


もうひとつは「肘の上抜き」というストレッチで肘を上方へ引き上げ、肩を前に押し出すようにします。それぞれ10回~20回×2~3セットこなし、肩甲骨が動くようになるのを感じ取ってみましょう。
ゴールドジム横浜馬車道 トレーナー 川本哲也
整体師
健康運動指導士
NSCA パーソナルトレーナ

