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第八回 ~ 骨とウェイトトレーニング ~

骨量の低下・骨密度の低下によって、ちょっとしたことで骨が折れてしまう・・・考えただけでも恐ろしいですね。加齢や若い人でも栄養不足によって骨は脆くなってしまうようです。

 

因みに「骨粗鬆症」とは・・・「骨量が減少し、骨の脆弱性が増し、骨折しやすくなった病態」と定義されます。

 

今回は骨の丈夫さとウェイトトレーニングの関係について、お話ししていきます。
「ウェイトトレーニング(負荷をかけた筋力トレーニング)」は筋肉の強化に直接的な効果がありますが、骨の丈夫さにも直接的な関係があるようです。

 

閉経後の女性を対象にした実験で、週2回のウェイトトレーニングを実施したグループと何も運動をしなかったグループではトレーニング実施のグループは太ももの骨の骨密度は増加を見せ、何もしなかったグループは減少していた、ということです。

 

スポーツをしている人でも水泳をしている人と、バスケットやバレーボールをしている人の骨量を比較しますと、バスケット・バレーをしている人の方が高いようです。(水泳も何も運動していない人よりは、はるかに骨密度は高いようです)おそらくジャンプの着地時に体重以上の負荷が骨に重力方向にかかり、この刺激の有無が差となって現われているのだと推測されます。

 

人間の身体の適応能力には目を見張るものがあります。骨も立った状態でさらに地面の方に負荷のかかるという刺激が骨量の増加を適応させている、と考えられます。
ウェイトトレーニングのバーベルや、ダンベルを肩や頭上にかつぐような種目はその最たるもので、骨粗鬆症による骨折に多いとされる脊柱や、大腿骨頸部に負荷をかけます。

 

また、筋力そのものの強さと骨量とは相関関係がある、との視点もありますので、ウェイトトレーニングは筋肉も「骨」も鍛えられる、ということになります。

 

栄養面ではカルシウムとビタミンD(乳製品、魚肉、キノコ類)が大切になります。

 

しっかりと立ち、力強く歩き、周囲との関わりを持ち続けることで人間の尊厳は保たれます。ウェイトトレーニングを生活の一部に取り入れられることを、おススメします!

 

 

ゴールドジム横浜馬車道 トレーナー 川本哲也
整体師
健康運動指導士
NSCA パーソナルトレーナ

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