第七回 ~お尻の筋肉の機能と美しさ~
2025年11月12日誰もが知っているお尻の筋肉。名称は「大殿筋」といいます。男性・女性を問わず、キュッと引き締まったヒップは憧れの的ですね。自分自身の身体を観るときも、異性の身体を観るときも気になる部位のひとつであることは間違いありません。
太ってしまって「しまりのないお尻」となってしまったり、歳をとりやせてしまって「ゲソッとしたお尻」になってしまったり・・・身体の他の部位に比べヒップこそ筋肉の出来栄えが見た目の美しさを決めるようです。
さて、この大殿筋ですがヒトの身体の機能上、大変大きな役割を担っています。哺乳類の中でヒトだけが二本足で立ち、二足歩行を行います。ヒトに最も近いと思われるゴリラのような動物も拳を握ったような形で、両腕をつえのように使って歩きますので二足歩行ではありません。それ故ヒトとゴリラとでは大殿筋がヒトの方がよく発達しているのです!(ゴリラのお尻は意外と貧弱。その他の部位の筋肉は人間をはるかに凌駕しています)
ヒトは立ってじっとしている時も、しゃがんだ時も、そして歩いたり走ったりする時も股関節を支え、また動かすのに大殿筋が非常に大きな役割を果たしています。
~いつも不思議に思うことなのですが、人間の審美眼(どのようなものを見て美しいと感じるか)と、機能の高いものの形状が一致するように思われるのです。機能美という言葉もありますが、機能の高い物体の姿かたちは美しいと感じるようになっているのでしょうか・・・?(中には筋肉のまるで無いゲッソリしたお尻が美しいと感じる人もいるかもしれませんが)~
鍛えられていれば見た目に格好良く、その歩き方は後ろ足が力強く伸びる若々しい歩き方になっている、大殿筋はそのような筋肉であります。以下は大殿筋の代表的なトレーニング種目です。

バックキックの図

ランジの図
ゴールドジム横浜馬車道 トレーナー 川本哲也
整体師
健康運動指導士
NSCA パーソナルトレーナ

