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第四回 ~「脚の機能編ー① 膝のコンディショニング~

膝関節は不調に陥りやすい部分です。膝関節の特徴のひとつに「横からの力」と「ねじれ」に弱いというのがあります。さらにこの「ねじれた状態」で体重がかかると膝は傷んでしまいます。・・・
靭帯や半月板といった関節の構造物がそれらが持っている強度(頑丈さ)を超えた力がかかるとケガということになります。ケガまでいかなくとも小さなストレスの積み重ねで慢性痛ということにもなりえます。

 

膝の不調の原因の代表的なものに、「ニーイン」というアライメント不良があります。ニーとは膝のこと。膝が内側に入っている、ということです。アライメントというのはX脚やO脚という言葉で表される、股関節から膝・足首までの骨・関節が形成するラインのことです。当然くせのない真っすぐが良いわけです。じっと立っている状態で表れるアライメントを「静的アライメント」、歩行時やしゃがみ込む動作などで表れるものを「動的アライメント」といいます。立っている時きれいな真っすぐでも、動き出したらくせがある・・・このような場合でも膝を痛める原因となります。

 

右膝ニーインの図

 

「膝のニーイン」は足の裏の土踏まずがつぶれてきたことが原因であったり、股関節の中殿筋という筋肉の機能低下が原因であったり、となかなかひとすじなわではいきません。しかしこれらは必ず改善できます。トレーニングジムには筋肉を鍛えるマシンの他にも、細かな部分を補正したり調整したりするための器具・機材が豊富にあります。(※治療器具ではありません)
解決・改善するための方法は・・・①膝の関節を守るためにこそある大腿部の筋肉にトレーニング及びストレッチングを施し、「強くて柔らかい」良いコンディションを作ることです。

そして・・・②アライメントを補正する動きのトレーニングをすることです。①も②もトレーナーの指導のもと実践するのが一番ですが、ポイントはしゃがむ動作をする時、膝っこぞう(膝蓋骨といいます)を足の中指から薬指の方向に合わせておく、そして踵を地面につけて踵にも体重をかけ、あまりスネを前傾させないということです。このニ点を達成した「スクワット」という種目が以下の図です。

 

しゃがんで立ち上がって・・・8~10回も反復すると良いトレーニングとなります。

・・・生活の中に「トレーニング」というものを組み込み、生涯にわたり自らの身体を自らがコントロールし、コンディション(状況)を作り上げる。その中でも「膝のコンディショニング」は数ある大きなテーマの中のひとつと言えるでしょう。

 

ゴールドジム横浜馬車道 トレーナー 川本哲也
整体師
健康運動指導士
NSCA パーソナルトレーナ

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